あの感動をもう一度!
昭和28年、えりも岬の人々は困窮を極めていた。町に広がる広大な砂漠の砂が海に流れ出し、生活の糧、昆布を死滅させようとしていたのである。
砂漠はかつて、うっそうとした森だった。しかし開拓した人々は、暖をとるために森の木々を切り尽くした。森はあっという間に砂漠と化し、人々に襲いかかった。
立ち上がったのは、若い漁師たち。砂を止めるために、砂漠を森に変える壮大な試みを始めた。
その中に、24歳の飯田常雄がいた。嫁いだばかりの妻に「必ず森を完成させる」と約束していた。気の遠くなるような、厳しい自然との闘いが続いた。
半世紀にわたる漁師家族の物語を軸に、壮大な自然の再生のドラマを描く。